小切手や手形、領収証などに印字するための、事務機器「チェックライター」です。

このL型のチェックライターは、1度に9ケタまでの金額が印字できるタイプなんです。（ロータリー式のチェックライターだと、1文字ずつ、「ガチャッ、ガチャッ」と印字します）。

白色（もしくは、エンジ色）のつまみを、スライドさせることで、数字を決めて、下のテーブル面に、用紙を差し込んで、レバーを前に倒すと、印字します。

所定の位置に印字するように、用紙に合わせてガイドをスライドさせるレバーもあります。

印字した文字は、単にインクをスタンプしたものではなく、エンボスのように文字が凹んでいます。

小切手や手形など、重要なものへの印字なので、偽造や不正を防ぐためかもしれませんね。

また、勝手に使用できないように、レバーをロックする鍵も付いています。（鍵は少し曲がっていますが、全く問題ありません）。

もちろん、ずいぶん昔に、ご商売で使用されていたものですが、まだまだ実用可能です。

インクパッドを取り外して見てみましたが、パッドは、まだ柔らかく、インクを補充すれば、まだまだ使えそうです。（パッドは、現在、製造・販売されていませんので、現状のものをお使いください。インクは、専用のインクが、現在も販売されていますので、お客さまでご購入ください。）

事務機器として、まだまだ現役で活躍できる道具ですが、武骨なフォルムが、オブジェとしても存在感を発揮してくれそうです。

●サイズ（多少の誤差はご理解ください）

高さ　200㍉（レバーを含む）、幅　170㍉、奥行き　260㍉