レトロな結霜ガラスの背高な食器棚

 

大正または昭和初期の頃の食器棚です。

 

引き戸に入っている「結霜(けっそう)ガラス」は、明治後期から昭和の初期に作られた、レトロガラスです。

日本の板ガラスの歴史で、一番古いこのガラスは、ガラスの表面に塗った膠(ニカワ)が乾く時に、表面が弾けてできる模様が、雪の結晶のような、羽のような…、とても繊細で美しい模様です。職人さんの手作業なので、同じ模様はないんです。

昔のガラスは、平滑でなかったり、ちょっと気泡が入っていたりして、映り込む景色が、ちょっとユラユラして見えて、素敵です。

 

長年、使用されているうちに、背板が収縮し、割れが入り、隙間ができてしまったようで、途中、職人さんに修理してもらったもののようです。

その時に、ちょっと、表面を塗り直したりしたようで、折々に、直しながら、使われてきた跡が見られます。

時間が経つと、木は縮んだり、反ったりと、「動く」んです。

そのため、少し歪んで、隙間ができたり、きつくなったりするので、直して使います。

 

古い古いものですので、いろんな「跡」がありますが、古い道具の歴史のシルシとして、お楽しみください。

 

 ●サイズ(若干の誤差はご理解ください

高さ 1968㍉(上・888㍉と下・1080㍉に分割します)、幅 956㍉、奥行き 392㍉

【棚の内部のサイズ】※上部の棚板は可動ですが、下部は固定です。

高さ 各段、少しばらつきますが、107㍉〜125㍉ぐらいの間隔です。

(全てに共通)幅 908㍉、奥行き 240㍉

 

●問題はないのですが、気になるところ

  • 長く使われてきた古い家具ですので、全体的に、欠けや凹み、キズ、日焼けなど、小さなキズやダメージは、あちこちに見られますが、問題のある大きなダメージはありません。
  • 引き戸の開閉はスムーズですが、閉めた時に、少し隙間ができるところがあります。(写真をご覧ください)
  • 上部と下部の連結は、ただ、箱が重なっているだけですので、上下を連結したり、建物に固定するなど、転倒を防止するための加工や器具の取り付けをご検討ください。

¥45,360

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