樟（くすのき）で作られた、つづら箱。

防虫剤の樟脳（しょうのう）は、樟の成分が原料になります。

箱の内側は、塗装されていないため、箱を開けると、少しツーンとした樟脳の匂いがします。通気性もよく、天然の防虫成分が木肌から出てくるので、季節の衣類の収納にもってこいですね。

箱の角は、真鍮の金具と革で補強され、とても頑丈です。

頑丈に作られているので、空の状態でも重いです。

左右に持ち手がありますが、一人では、両手が辛うじて届くぐらいですので、持ち運びは二人で行ってくださいね。

まるで、海賊の宝箱のような雰囲気は、押し入れなどにしまい込むのは、もったいない気がします。

（でも、衣類を収納して、押し入れや納戸に仕舞われていたから、こんなにいい状態なんですよね）

●サイズ（多少の誤差はご理解ください）

高さ　480㍉、幅　970㍉、奥行き　533㍉（＋金具の出っ張り）

箱の内部の深さ　362㍉

重さ　約15kg弱

●使用上、問題は無いのですが、気になるところ

• 真ん中の留め具の鍵はありません。留め具で閉めることができそうですが、鍵がないと開けることができないので、使用しないでください。
• 左右の留め具（パッチン錠）の内、向かって左側は壊れています。右側のみで閉めます。
• 無垢材の薄板で作られているため、経年変化による、ひび割れや反りなどが見られ、隙間などが少しありますが、その状態で安定していますので、ご理解ください。
• 長年使用されてきたものですので、全体的に、小さなすりキズ、欠け、変色、塗装の傷みなど小さなダメージはたくさんあります。