レトロガラス入り水屋箪笥(さおり)

 

百年ほど前の、古い水屋箪笥です。

長くお台所で使われてきて、そして、新しい食器棚に役目を譲ってからも、長い間が経過して、本当に、いろんな意味で味わい深いです。

 

本体の構造に緩みやガタツキはありませんが、小さな傷みは、あちこちに、たくさんあります。

欠けや凹み、塗装の剥がれや、変色、シミなど・・・歴史のシルシが満載です。

 

中段の引き戸の透かし彫りには、金網が張ってあり、「蠅帳」として、使われていたんですね。

その金網は、錆びてボロボロでしたので、昭和のレトロガラスに入れ替えました。

とある古民家の建具でお使いだった、型板ガラス「さおり」(昭和38年より日本板硝子株式会社で製造)です。

 

大きさは現代の家具に比べると、一回り小さいため、引き出しや戸棚がたくさんある水屋箪笥は、凝縮された感じで、とてもインパクトあります。

 

 

 ●サイズ(若干の誤差はご理解ください

高さ 1535㍉、幅 963㍉、奥行き 415㍉

※上下、二つに分かれます。(高さは、上:869㍉、下:666㍉)

【棚の内部のサイズ】

幅 858㍉、奥行き 345㍉は、各段とも共通です。

高さ (上段)197㍉、

(中段)361㍉、(棚板が入ると)上:155㍉・下:200㍉

(下段)405㍉、(棚板が入ると)上:135㍉・下:257㍉

 【棚板のサイズ】 (中段)861㍉×243㍉、(下段)856㍉×320㍉

※棚板は、取り外せますが、位置を変えることはできません。

【引出しの内部のサイズ】

(中段の3杯)深さ 88㍉、幅 213㍉、奥行き 350㍉

(下段の2杯)深さ 88㍉、幅 370㍉、奥行き 350㍉

 

●使用上、問題はないのですが、気になるところ

  •  写真に取り切れない、小さなキズなど、構造には問題のない傷みは、本当にたくさんあります。古いものの特性として、ご理解ください。(ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください)
  • 戸棚内部の地板や、背板など、薄い無垢板は、百年という時間の経過で、木材が縮み、隙間ができていました。隙間は、見た目そのままですが、裏側から補強を兼ねた板を取り付けてふさいでいます。
  • 戸や引出しの開閉は、スムーズです。
  • 上下は、分割しますが、乗っているだけです。ただ、前後左右にずれないための凸凹が、それぞれに加工されています。必要に応じて、転倒予防の器具を取り付けてください。

¥39,700

  • sold out

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