レトロな結霜ガラスの白い食器棚【№1】

 

大正または昭和初期の頃の食器棚です。

 

引き戸に入っている「結霜(けっそう)ガラス」は、明治後期から昭和の初期に作られた、レトロガラスです。

日本の板ガラスの歴史で、一番古いこのガラスは、ガラスの表面に塗った膠(ニカワ)が乾く時に、表面が弾けてできる模様が、雪の結晶のような、羽のような…、とても繊細で美しい模様です。職人さんの手作業なので、同じ模様はないんです。

昔のガラスは、平滑でなかったり、ちょっと気泡が入っていたりして、映り込む景色が、ちょっとユラユラして見えて、素敵です。

 

長年、使用されているうちに、背板が収縮し、割れが入り、隙間ができてしまったようで、途中、職人さんに修理してもらったもののようです。

その修理の時に、白いペンキでお色直しをしたようです。使っているうちに、欠けた角や、開いた隙間にも、白い塗料が入り込んでいることから、最初は白色ではなく、茶色の木地の色だったようです。

 

ほとんど同じサイズの物が、4台あります。【別ページで、それぞれご紹介しています】

天面も白く塗られているので、低めのキャビネットでお使いいただけますが、重ねることもできます。

(重ねる場合は、転倒を防止する加工や器具の取り付けを、ご検討ください)

 

時間が経つと、木は縮んだり、反ったりと、「動く」んです。

そのため、少し歪んで、隙間ができたり、きつくなったりするので、直して使います。

 

古い古いものですので、いろんな「跡」がありますが、古い道具の歴史のシルシとして、お楽しみください。 

 

 ●サイズ(若干の誤差はご理解ください

高さ 911㍉、幅 941㍉、奥行き 360㍉

【棚の内部のサイズ】※棚板は取り外せますが、位置を変えることはできません。

高さ 各段に、バラツキはありますが、160㍉〜170㍉です。

棚板の幅 900㍉

棚板の奥行き 200㍉×1枚、240㍉×1枚、260㍉×2枚

 

●問題はないのですが、気になるところ

  •  長い年月が経過した古いものですので、木が縮んだり、反ったりして、本体に隙間や歪みが現れています。緩みはなく、その状態でガッチリ固定されています。
  • 引き戸の開閉はスムーズですが、閉めた時に、少し隙間ができるものもあります。(写真をご覧ください)

¥23,760

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