氷式のレトロな木製冷蔵庫【アサヒビール/リボンシトロン】

 

氷冷蔵庫は、上の棚に氷の塊を入れて、冷たい冷気が下の棚の食品を冷やす仕組みです。現代のような電気式ではないです。大型のクーラーボックスと言ったところでしょうか。

主に木製で、内部に断熱材や金属の板で保冷効果を高めていました。

この氷冷蔵庫も、硬くてしっかりしたナラ材で作られていて、内部はトタン張りです。

 

扉には、「アサヒビール」「リボンシトロン」のロゴとマークが入っています。

家庭用ではなく、商品販売用だったのでしょうか?

 

リボンシトロンは、明治42年(1909年)に大日本麦酒から発売され、昭和24年(1949年)に、大日本麦酒がサッポロとアサヒの2社に別れた後、サッポロビールのもとで販売され、現在に至っています。

「アサヒビール」のロゴが入っているということは、昭和24年以降のものなんですね。

 

キズや欠け、凹み、何かの塗料?が付いた跡や、塗装の剥がれ、サビなど、古いモノの歴史のシルシがたくさんあります。

でも、元々、とてもしっかりと作られた製品ですので、本体にガタツキなどはありません。

味わい深い、濃い飴色に変化したナラ材が素敵ですので、収納家具として実用にも、また、お店の什器などディスプレイにも、お役に立ちそうです。

 

●サイズ(多少の誤差はご理解ください)

 高さ 944㍉(内、脚の高さは55㍉です)、幅 605㍉、奥行き 510㍉(取手も含む)

【庫内サイズ(間口のサイズです)】

上:高さ 170㍉、幅 450㍉、奥行き 348㍉

下:高さ 420㍉、幅・奥行きは、上に同じ

重さ 41kg

  

●使用上、問題は無いのですが、気になるところ

  • 扉が重いため(厚さが60㍉あります)、ほんの少し斜め下に傾いています。その為、閉める際は、扉の吊り先を少し持ち上げて、取手の金具の位置を合わせる必要があります。(取手の金具も、少し引っかかる程度が、閉まった状態です。)
  • 扉の内側に保冷効果を上げるために、扉と本体に隙間ができないようにフェルトが取り付けられていますが、生地が劣化して、ところどころ剥がれています。残っている部分も、触ると、ちぎれて剥がれていくと思いますが、古いものですのでご理解ください。
  • 上の棚に入れた氷の溶けた水を排水するパイプ(ブリキ製)は、外れた状態でした。そのまま、付属品としてお付けします。
  • 古いモノですので、表面的なキズや傷みはとてもたくさんあります。なるべく写真でもお伝えしていますが、お伝えしきれない小さなものも多数あります。古いモノの特性として、ご理解ください。ご不明な点やご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

¥52,800

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▼扉の金具について…ちょっとコツが要ります

 

 

扉の取っ手の金具は、レバーを左に倒すと、相方の金具に引っかかるラッチ部分が引っ込みます。

 

 

レバーを右に倒すと、ラッチが出てきて、相方の金具の中に入って閉まります。

※扉を閉める時、扉をちょっと上に持ち上げて、金具の位置を合わせてください。

 

 

でも、長い時間の経過で、扉の金具がずれてしまっているので、ラッチは、ちょっとだけ引っかかる程度です。



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