ラワンの無垢材で作られた、ちょっと大きめのオープン棚です。

とある旅館のバックヤードで、備品などを収納する棚として、使われていたそうです。

既製品ではなく、あつらえで作られたものだと思われます。棚の左端の方に、細い角棒が付けられているのも、その旅館に設置する際には、意味があったのでしょう。（補強するためのものとは考えにくいです）

厚さ20ミリのラワンの無垢板で作られているので、とても頑丈で、少々重い物を収納しても、びくともしません。

恐らく40年から50年間使われてきたものです。ですので、角が欠けていたり、細かいキズがあちこちにあったり、輪染みのような跡があったりと、道具として大活躍してきた「シルシ」がたくさん見られます。

元々の塗装は、長い年月の経過で剥げたようになっていたので、オイル塗装をし直しました。

落ち着いた雰囲気で大容量のオープン棚ですので、ご家庭でも、ショップの什器としても大活躍しそうです。

 ●サイズ（多少の誤差はご理解ください）

高さ　1260㍉、幅　1496㍉、奥行き　301㍉

棚の内部の高さ　200㍉（全て同じです）

※棚板は、固定です。

●使用上、問題はないのですが、気になるところ 

• 長年の使用の途中で、補修された跡があります。左側の側板の外側から、棚板を補強するために、ちょっと太めの釘が打ちこまれています。太い釘を無理に叩き込んだのか、釘の周囲が欠けていたり、金槌の頭の形に凹んでいたりしています。（大工さんや家具屋さんの仕事ではなく、恐らく、日曜大工的に補修されたのだと思います）これも、古いモノの歴史として、ご理解ください。