前面「黒柿」のハーモニカ箪笥【ローチェスト/リメイク】

 

大正時代の前か後か…、古いハーモニカ箪笥です。

前面の化粧板は、黒柿が使われていて、なかなか高級品だったようです。

 

三つ並んだ引出しの真ん中は、鍵付きで、もちろん大切なものを保管する場所ではあるのですが、引出しの奥にハーモニカが仕込まれていて、開け閉めするたびに「ファー」と音がなります。楽しくて、つい、開けたり閉めたりを繰り返してしまいますが、ハーモニカの音の目的は「防犯」だそうです。

「音がなるとうるさいんじゃない?」なんて意見もいただきましたが、この引出しは、大事なものが仕舞われていて、めったに開け閉めすることはなかったのではないかなぁと思われます。

 

本来は、三段重ねの背の高い箪笥でした。

少し作り変えて、高さを抑えました。(一体化していますので、上下に分割はできません)

上段の引戸のガラスは、昭和の型板ガラス「梨地」です。長く使用されていた古いガラスですので、くすみや小さなすりキズなどあります。

引出しに3ヶ所、鍵穴があります。みんな同じ鍵を使いますが、一番下の引出しの鍵は壊れていて使用できませんが、ハーモニカのなる引出しと、その下の横長の引き出しは、鍵をかけることができます。(元々の鍵は紛失されていましたが、在庫の鍵が合いましたので、1本お付けしておきます)

 

 

 ●サイズ(若干の誤差はご理解ください) 

高さ 1023㍉、幅 1174㍉、奥行き 400㍉

《ガラス引戸内の内部のサイズ》

 

高さ 310㍉、奥行き 約300㍉、幅 560㍉(左右それぞれ)

《ガラス引戸内の左側の小さな引出しの内寸》

深さ 83㍉、幅 195㍉、奥行き 264㍉

《引出しの内部のサイズ》

●上部の3杯並びの引出し

深さ 112㍉、幅 330㍉、奥行き 348㍉・中のみ343㍉

●下部の横長2杯の引出し

深さ 173㍉、幅 1097㍉、奥行き 357㍉

 

●使用上、問題はないのですが、気になるところ

  • 古いものですので、全体的にキズや凹み、小さな穴や欠け、金属のサビ、塗装の剥がれなど、小さなダメージはたくさんあります。
  • 引出しの鍵については、本文中に記載しましたように、1ヶ所壊れています。2ヶ所鍵をかけることができ、同一の鍵を使用します。鍵は1本お付けします。
  • ハーモニカを鳴らすため、引出しは、元々キツイ目に作られています。空気が漏れると、ハーモニカの音がならないためです。使用するうちに、閉まりにくくなった場合は、引出しの底や側面の外側、本体とのこすれる箇所に、家具用の蝋(ホームセンターに売っています)をこすりつけていただくと、滑りが良くなります。

¥31,900

  • sold out

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