ダイヤガラスの2枚ベロ付き食器棚【N1】

 

昭和30年代頃のものと思われる、レトロな食器棚です。

当時のものとしては、ちょっと大きい感じがします。(現代のものと比べると、大きいとは言えませんが…)

表側の見える部分に使われている主材は、ナラです。部材の向きによっては、ナラ材の特徴でもある「虎斑(とらふ)」模様が見られます。(「虎斑」とは、木目を横切るような縞模様で、虎の背中のような模様のように見えることが、名前の由来です)

 

 引き戸に使われているダイヤガラスは、日本板硝子㈱が昭和27年9月から製造開始した、型板ガラスの中でも、初期の頃の代表選手です。ダイヤモンドのように、キラキラ輝く、カワイイガラスですね。

本体の真ん中あたりには、引き出して、ちょっと物を乗せることができる小さなテーブルのような「ベロ」が2枚付いていて、便利です。

 

日常使いの食器棚なので、本当によく使い込まれています。

引き戸や引き出しを開け閉めする際に、指があたる取手や、引手の周りのキズや変色、側面には、フック代わりの釘を打ち付けたような穴があったりもします。

内部の棚板や底板には、輪ジミ、キズ、日焼け、などなど。

長年、使われてきたシルシと、年月の経過で生じた、反りや収縮による割れなど、長い歴史を感じます。

 

 ●サイズ(若干の誤差はご理解ください

 高さ 1734㍉、幅 1070㍉、奥行き (上)359㍉、(下)470㍉

※本体は、上部と下部の2つに分かれます。

《上部》幅 1015㍉、奥行き 300㍉は共通

〈クリアガラス内の寸法〉高さ【1段目】150㍉、【2段め】138㍉、【3段目】145㍉、棚板の奥行き 180㍉

〈ダイヤガラス内の寸法〉高さ【上】150㍉、【下】143㍉、棚板の奥行き 230㍉

《下部》

〈クリアガラス内の寸法〉高さ 157㍉、幅 1015㍉、奥行き 395㍉

〈板扉内の寸法〉左右共 高さ 502㍉、幅 350㍉、奥行き 395㍉

※右側には、棚板があります。高さ【上】250㍉、【下】244㍉、棚板の奥行き 300㍉

〈引き出しの内部の寸法〉4杯共 深さ 90㍉、幅 245㍉、奥行き 344㍉

〈引き出した時のベロの寸法〉 幅 488㍉、奥行き 155㍉

 ※棚板は、固定されていませんので、取り外すことはできますが、位置を変えることはできません。(棚板の取り外しには、ちょっとコツが入ります。欄外をご参照ください)

※ただし、上部のダイヤガラス内の棚板は、本体中心部に、つっかえ棒のような木が、後から取り付けられたため、棚板を抜くことができません。

  

●使用上問題はないのですが、気になるところ

  •  収納内部の底板は、杉板を何枚かつなぎ合わせてあるのですが、長い年月の経過で、板が収縮し、継ぎ目が剥がれて、隙間ができているところがあります。補強を兼ねて、裏から木を当ててあります。
  • 棚板には、数カ所、虫食い穴の跡があります。(現在は、虫はいません!)
  • 使用上、問題のある大きなダメージはありませんが、長い間、使用されてきたため、全体的に、キズや凹み、シミや変色など、小さなダメージはたくさんあります。お買上げの際には、古いモノの特性をご理解いただき、充分にご検討ください。

 

¥49,680

  • sold out

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