「錫半（すずはん）」は、1714年に大阪の心斎橋で開業した、錫屋の老舗（1996年閉店）でした。

1300年前に、中国から伝わった錫器は、江戸時代初期には、大阪で製造されていたことが、書物にも載っているそうです。江戸中期には、大阪はその産地として、数多くの錫器職人が集まっていたそうです。

錫は、抗菌性があり、サビや腐食に強い金属です。変質や変色しにくいので、お手入れも簡単です。

金属特有の匂いもなく、毒性もないので、酒器やタンブラーなど、食器類も数多く作られています。

また、柔らかい金属なので、機械では加工しにくく、工程のほとんどが職人の手で加工されるそうです。なるほど！だから、この銘々皿も、形状は同じなのに、それぞれ重さを量ると、数グラムの微妙な誤差が出るんですね。

レトロな化粧箱、2箱に、それぞれ5枚入っていました。

つまり、10枚の銘々皿です。10枚の内、「本錫　錫半」の刻印があるのが5枚でした。

刻印のある無しは関係なく、混ざった状態で二つの化粧箱に収まっていました。同じような箱、同じデザインなので、刻印の有無はありますが、10枚を一組として扱わせていただきたいと思います。

●サイズ（多少の誤差はご理解ください）

 タテ×ヨコ　94㍉×121㍉

１枚の重さ　75〜88㌘（手作りのため、それぞれ若干違います）

化粧箱のサイズ　タテ×ヨコ　132㍉×160㍉　厚み　30㍉

●問題はないのですが、気になるところ  

• 経年及び使用による擦れやすり傷、変色やヨゴレ、凹みや歪みなど、小さなダメージは、全体に見られますが、大きなダメージはありません。古いものの味わいとしてご理解ください。

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