型板ガラス「銀河」の引き戸棚

 

恐らく半世紀以上、長く使ってこられて、角も丸くなって、欠けや凹み、キズや割れなど、古いものの味わいが、あちこちたくさんある、杉の引き戸棚です。

使ううちに、塗装が剥がれたり、キズが付いたりしたので、何度か塗装を塗り重ね、補修して、使い続けてこられたようです。

ですので、よく見ると、表面のダークブラウン色は、均一ではなく、濃いところや、ペンキ?のような跡が小さく残っていたり、刷毛の跡が残っていたり、ツヤがあるところ、ないところがあったり、ホント、手を入れながら、長ーく使い続けてこられたんだなぁという戸棚です。

 

引戸のガラスは、昭和の型板ガラス「銀河」です。

ちりばめられた星の模様が、素敵なこのガラスは、1967年(昭和42年)に、日本板硝子株式会社から発売されました。

当時は、ガラスのメーカーが、競うように、次々と新しい模様のガラスを発売し、「型模様戦争」なんて言われていた時期でした。次々に、新しい模様のガラスが出るので、当時の模様は、どれも1年程度の短命だったそうです。

 

型板ガラスは、その模様が素敵なのはもちろんですが、中のものが、見えるようで、はっきりとは見せない収納ができます。

でも、引戸は、もちろん取り外せますので、オープン棚として、はっきり見せる収納もできますよ。

 

 ●サイズ(若干の誤差はご理解ください) 

高さ 622㍉、幅 924㍉、奥行き 304㍉

棚板の奥行き 200㍉と220㍉(2枚の棚板は、別々に作られたのか、ちょっと奥行きが違います)

棚板の幅 880㍉

棚の高さ (写真の状態です)一段目 190㍉、二段目 180㍉、三段目 184㍉

※棚板は、取り外しができ、側面にある別の桟に載せ替えることで、高さを変えることができます。

  

●使用上、問題はないのですが、気になるところ

  • 長く使用されてきた、古いものですので、本当にたくさんの、小さなダメージが、あちこちにあります。(たくさんある小さなダメージは、写真に撮りきれていないものもあります)
  • 長い年月の経過で、本体や棚板が反ってしまったり、縮んでしまったりしたことで、背板には、数ケ所隙間がありますし、底板と側板を留めている釘が、板が反ることで、引っ張られて、表側に動いて、板が割れたり、盛り上がったりしてしまっているところ(内部の底板の両サイドです。写真参照)がありますが、構造に緩みはなく、しっかりとしているので問題はありません。
  •  本体の板が、縮んだり反ったりすることで、真四角に作られた本体にも、少し歪みが生じ、引戸を閉めた時、ほんの少し(1〜2㍉)隙間ができます。(写真参照)

¥19,250

  • sold out

●それぞれの写真をクリックしていただくと、拡大して見ることができます。

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