大きくもなく、小さくもなく…、意外に大容量のキャビネット（本箱）です。

昭和の型板ガラス、「モールガラス」が使われています。しかも、ザラザラとした梨地のモールガラスです。個人的には、ちょっと珍しいなぁと思いました。

クリアのモールガラスよりも更に、中のもののシルエットがぼんやりして、はっきりとは見せたくない収納にもってこいです。

長年愛用されてきたもののようで、天板も正面も側面も、表面には、キズや欠け、凹み、塗装の剥がれ、金具のサビなど、長く活躍してきたシルシがたくさん見られます。

塗装は、塗り直されたのか、また、剥がれたのか、変色したのか、ちょっとムラがありながら、いい感じの飴色です。

本を並べても、食器を並べても、お気に入りの雑貨を飾っても…いいですね。

 ●サイズ（若干の誤差はご理解ください）

 高さ　1154㍉、幅　755㍉、奥行き　303㍉+取手30㍉

【収納内部の寸法】幅　710㍉

上段の高さ　272㍉、棚板の奥行き　197㍉

中段の高さ　255㍉、棚板の奥行き　197㍉

下段の高さ　330㍉、奥行き　330㍉

【引き出しの内部の寸法（2杯とも）】深さ　76㍉、幅　309㍉、奥行き　265㍉

※　棚板は、いずれも固定されていません。取り外すことはできますが、位置を変えることはできません。

 ●使用上問題はないのですが、気になるところ

• 扉を施錠するための鍵はありません。
• 向かって左側の扉には、上下に扉を閉めたまま固定する「落とし」という金具が付いていますが、下の金具には、落とし棒が無くなっています。その為、上の金具でしか、扉を固定することができません。
• 向かって右側の扉は、閉めた状態でも、上の方がちょっと前に浮き出ますが、問題はありません。
• 外側も内側も全体的に、キズや凹み、変色やシミ、塗装の剥がれなど、長い年月の経過や、長年使用されてきたシルシが多数見られます（写真をご参照ください）。大きなダメージはありませんが、古いモノの特性として、小さなダメージはいっぱいあります。ご購入の際には、よくよくご検討ください。