引出しの前板や本体の框が、ナラ材で作られたサイドチェストだと思っていましたが、よくよく見ると、本体の左側に、色々と加工した跡が見られます。

実は、元は、大きなデスクの袖の部分を改造した家具なんです。

一番上の引出しの左隣には、浅くて幅広の引出しがあったと思われますが、本体はうまくカットされ、側板の上部の開口部は、おそらく引出しの前板を再利用して、上手に塞いであります。ネジ穴が残っていたり、ネジや釘の頭が少し出ているのはご愛嬌です。

４つある引出しの内、１段目と２段目には、鍵をかけることができ、実は、それぞれ別の鍵なんです。

 ●サイズ（若干の誤差はご理解ください） 

高さ　762㍉、幅　414㍉、奥行き　754㍉

 《引出しの内部のサイズ》

幅　245㍉、奥行き　435㍉（幅と奥行きは、4杯とも同じ）

●一番上の引出し

深さ　77㍉

●2〜4段目の引出し

深さ　130㍉

※　引出しの底の裏と、本体の桟に、それぞれ対応する番号をスタンプしています。引出しのサイズは、２〜４段目は、ほぼ共通していますが、板厚の差や、反りなど微妙なことで、段が異なると収まらないことがありますので、対応する位置でお使いください。

●使用上、問題はないのですが、気になるところ

• 元の家具から、改造して、更に長い間、使用されてきたものですので、小さなキズや、ネジ穴などの金具の跡、日焼けや変色など、全体的に小さなダメージはたくさんありますが、本体はとてもしっかりとしています。
• 天板の表面は、塗装の傷みが激しかったので、塗装し直しています。