鉄板を切る!-回転イスの修理


深いグリーンのシートが素敵な、レトロなスツールを仕入れました。


シートには全く傷みもなく、オリジナルのままにしておくことに決めました。



脚は、ナラ材で、これまたしっかりしていますし、いい味わいです。


回転する鋳物の金具は、サビサビですが、ネジ山もすり減っていないし、いい感じです。



しかし、脚をひっくり返してみると、鋳物の金具とナラの脚を連結

する鉄のプレートが、破断してしまっていました。


これでは、脚がグラグラしてしまってますし、この状態で使うと、脚が壊れてしまいます。




ということで、部品交換です。


でも、同じものがないので、1ミリの鉄板を購入し、作ることにしました。



どうやって、切りましょうか??




かなり思案して、穴を開けてみたり、金切りノコや、丸のこで切ろうとしたり…


実は、あまりうまくいきませんでした。



途中経過は、お見せできないような状況でしたが、糸ノコ刃に「金工用」とあるのを思い出しました。



こちらは、友人からお預かりしている、卓上糸のこ盤。


プロクソン社の「コッピングソーテーブル」。


DIY用にコンパクトに作られているせいか、モーターもサイズに見合った大きさしかなく、長時間使用すると、モーターが過熱するので、15分くらい使用したら、休ませる必要があります。



しかし、これが、驚くほどキレイに切れました。


最初から、これで切ればよかった、と後悔するぐらいでした。

(DIY用だからと、舐めてはいけませんね)







最初に、いろんなことを試したりしたので、ちょっといびつなところはあるものの、なんとか、らしくカットできました。



脚のナラ材の部材も、補修用のオイルでメンテナンスして…


さあ、取り付けてみましょう。




脚の形に合わせて、ちょっと曲げて、取り付けてみました。



既製品のように、きちんとした形にはなっていないですが、グラグラすることなく、しっかり固定することができました。




これで、また、イスとして活躍できますね。





こちらの商品は、4月29日~5月2日の「森のいろ」さん(奈良県橿原市)での、「ひつじ屋の昭和レトロ市」で販売させていただきます。


オンラインショップに掲載していない商品も、準備しています。


ひつじ屋の商品を、実際に見て、触っていただける機会ですので、お近くにお越しの際は、ぜひ、遊びに来てください。


「森のいろ」さんへのアクセスなど、詳細は、ブログ「なら*森のいろ」をご覧ください。