奈良にはたくさんの、古い古いものがあります。
ひつじ屋の地元、桜井市にも、古墳から神社、仏閣まで、様々な歴史スポットが点在しています。
創建時期は不明ですが、「延喜式神名帳」にもその名が見られる古社『等彌神社(とみじんじゃ)』。
初代天皇とされる神武天皇が、橿原宮に即位し、皇祖神を祀った場所と伝わる鳥見山の麓に鎮座しています。
古い古い神社なのですが、先程、ここに新しい鳥居が建立されました。
できたて、ホヤホヤです。
鳥居には、綱が渡してあり、まだ、くぐることはできません。
渡してある綱には、5月4日(みどりの日)に『鳥居くぐり始め式』が執り行われる旨の札が、取り付けられていました。
ですので、今は、鳥居の脇を抜けて、お参りします。
入口の感じの割に、奥に深く続く神社なんです。
鳥居をくぐると、空気が一変します。
神様のいらっしゃるところなんだなあ…と身体と心で感じられます。
下ツ尾社を過ぎ、一番奥には、本殿の上ツ尾社があり、天照大神が祀られています。
境内の脇から、往復2㎞の「鳥見山観光散策路」が始まっていて、鳥見山の山頂に続いています。
整備されているとはいえ、広葉樹林の山道を行くので、ちょっとしたプチ登山気分が味わえますよ。
境内には、たくさんのモミジ・カエデの木があり、秋には紅葉の名所になります。
毎年11月末ごろには、「等彌神社 献灯祭」として、紅葉のライトアップが行われています。
社務所の隣にある「桃神池」の水面に映る「逆さ紅葉」が幻想的です。
今は、新緑のモミジが美しい時期です。
■等彌神社(とみじんじゃ)
奈良県桜井市桜井1176 ℡:0744-42-3377
拝観料:境内無料
駐車場:無料駐車場あり
アクセス:JR・近鉄「桜井駅」より徒歩20分ほど
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