赤サビから黒サビへ

 

サビサビの状態は、ジャンクで、シャビーで、いい味わいです。

 

でも、屋外で使うガーデニング系の雑貨なら問題なくても、イスやテーブルの鉄脚が、サビサビだと、衣類にサビが付いてしまったりと、困りますよね。

 

 

そこで「サビ変換剤」です。

こちらは、ホームセンターでも販売されているニッペの「さびチェンジ」という商品です。

 

 

「赤サビ」は、空気中の酸素と水分の働きでできます。

隙間の多い構造のため、水分や酸素が中の方に入りやすく、サビがどんどん奥へ広がっていき、やがて、全体がボロボロになります。

 

 

同じサビでも、「黒サビ」は、高温の鉄に酸素が結びついてできた、酸化鉄がその正体です。

 

黒サビは、金属の表面に隙間のない膜のようになってくっつくため、中の鉄を外の酸素や水気から守る役目をしてくれます。黒サビといえば、岩手県の南部鉄器が有名ですね。

 

ですので、黒サビを利用して、赤サビができるのを防ぐことができます。

ニッペの「さびチェンジ」は、ちょっととろみのある白い液体です。


これをサビサビの鉄脚に塗ると、しばらくするとちょっと青白くなって、乾くと、最後は黒く変化します。

化学変化で、黒サビに変化させているようです。


最終的には、よく乾かしてから、ペンキなどで上塗りすれば完成です。