チェッカーガラスとモールガラスの見え方

 

 

 

古いガラス、レトロなガラスは、ちょっと歪みがあったり、気泡が入っていたり、厚さが均一でなかったりと、とても味わい深いです。

昭和35年頃から、大量生産され始めた型板ガラスは、特にデザインが多様で「型模様戦争」なんて言われた程、ガラスメーカーがこぞって新作を作っていたそうです。
日本の住宅は、すぐそばに隣家の窓が…というように、緊密に建てられることが多かったので、家の中が見えにくい、でも、光は取り込めるという型板ガラスは、重宝されました。

 

 

見えるようで見えないものや、見えるけどはっきりとは見えないなど、透過性は様々です。

その特性を活かして、食器棚や本箱などの収納家具の扉にも、よく使われていました。

 

 

 

どんな風に見えるかと言うと。

パイロセラムのキャセロールを収納すると、こんな感じです。

 

 

 

 

こちらのチェッカーガラスの一種である、昭和初期か大正の頃の古いガラスは、何が入っているかよくわかりませんでした。

 

 

 

 

レトロガラスで人気のモールガラスは、こんな感じ。

キャセロールの輪郭がはっきりしないながらも、形がわかります。
かなり「見せる」ことを意識した収納ができます。