ラワン材の無垢板、しかも一枚板！！で作られた、レトロなくさび棚です。

くさび棚は、側面に突き出た、ダッフルコートのトグルのような「くさび」がレトロなアクセントで人気です。

両方の側板に穴を開けて、棚板を突き通し、くさびを打ち込んで、しっかりと固定する構造です。組み立てに、ネジや釘は、一切使っていません。ということは、このくさびを全て抜くと、バラバラの板に分解できるんです。ちょっと面白い構造です。

でも、よく考えると、棚の場合、ちゃぶ台などと違って、そう度々、分解して移動するとは考えられないんですけど・・・。職人さんの遊び心なんでしょうか？

背の高い、大きめサイズですので、大容量の収納力です！

背面の板がないので、とても開放的な感じです。

 ●サイズ（若干の誤差はご理解ください）

高さ　1630㍉、幅　907㍉（本体の幅867㍉に左右20㍉ずつ出ています）、奥行き　（上）209㍉、（下）298㍉

【棚の内部のサイズ】

高さ　（1段目）243㍉、（2段目）245㍉、（3・4段目）290㍉、（5段目）287㍉

奥行き　（上部）193㍉、（下部）280㍉

幅　824㍉（全て共通）

重さ　約20kg 

●使用上、問題は無いのですが、気になるところ

•  くさび棚の特徴として、くさびをしっかりと差し込んでも、多少の揺れが生じます。構造上、仕方のないことですので、ご理解ください。くさびをしっかりと差し込むことと、棚に乗せるものの重量で、かなり安定します。（くさびは、強く打ち込みすぎると、棚板が割れる恐れがありますので、ほどほどで、でもしっかりと差し込んでください）
• 下から2段めの棚板の右の前側に割れがあり、接着補修しています（写真をご参照ください）。（厚みのある一枚板のため、長年、割れた状態で使われていても問題はなかったようです。）
• 長年、使用されてきたものですので、棚板には擦りキズや凹み、くさび部分にも欠けがあったり、全体に小さなダメージはたくさんあります。古い道具としての「シルシ」としてご理解ください。