老舗の家具メーカー「カリモク家具」のダイニングチェアです。

カリモク家具は、昭和15年に木工所を創業し、輸出用の梱包函や、足踏みミシンのテーブル、輸出家具などの製造を経て、昭和39年に「カリモク家具販売会社」が設立され、今日まで続く、歴史の長い、家具メーカーさんです。

製品には、会社のロゴマークがつけられているのですが、この椅子のように、社名が「カタカナ」なのは、1987年にアルファベット表記に変わるまでの製品で、通称「オールドカリモク」と呼ばれています。

木部は、ブナ材で作られ、シートや背もたれの合皮は、ボタン絞りと呼ばれる、クラシカルな仕上げです。

8脚セットでお使いだったものですが、この2脚は、使用頻度が極端に少なかったようで、生地には、目立つシワはないため、オリジナルの生地のままで大丈夫と判断しました。クッション材もしっかりとしています。（日常、よくお使いだった別の４脚は、シートが破れていたり、クッション材がヘタっていたりしていました）

 ●サイズ（若干の誤差はご理解ください） 

高さ　975㍉、座面の高さ　440㍉

幅　440㍉、奥行き　480㍉

座面のサイズ　幅　440㍉、奥行き　430㍉

●問題はないのですが、気になるところ

• 本文にも記載しましたが、この2脚は、あまり使用されず、倉庫に保管されていました。とはいえ、新品ではありませんので、保管中に付いたと思われる、ごく小さなキズや、凹みが、目立ちませんがあります。

• 本体木部には、緩みやガタつきはなく、とてもしっかりとしています。

• 木部の色が、明るかったり、濃かったり、均一ではありませんが、日焼けや塗装の剥がれではなく、素材の木の色や、染まりやすさなど質の違いによるものです。ただ、最後の写真の、背もたれの飾り部分は、手で触られることが多いのか、ちょっと塗装が剥がれて、カサカサしています。