古いナラ材の回転イス

 

古いナラ材の回転イスです。

昔の回転イスの特徴は、回転軸がネジ式になっていて、時計回りに回るとシートが下がり、反時計回りに回るとシートが上がります。(反時計まわりを続けると、軸が抜けてしまいますのでご注意ください)

回転する部分は、もちろん鋳物の金物ですが、その他は、全てナラの木でできています。

 

シートまで「木」!?って、ちょっと珍しいなぁ・・・というのが、第一印象でした。

でも、よくよく見てみると、元々は、シートには、バネやクッション材が入れて、布を張ってあった、布張りのイスだったのです。

シートの裏側を覗いて見ると、布を張った釘の跡がたくさんありました。

 

ご愛用される中で、シートが傷んでしまい、修繕する時に、ナラの無垢板(1枚板で、厚さ2センチ!!)に交換されたようです。(事情は、勝手な想像です)

シートの板を、背もたれの桟にうまく食い込ませるために、板を欠き込んだり、背もたれの桟に切り込みを入れたり、きっちり納めようと加工されています。

でも、ちょこっとミスったところもあって、ご愛嬌です。

それは、背もたれの太い桟(向かって左側です)の、板との接合部の切り込みの寸法を間違ったようで、木が埋め込まれて補修されています。(強度に問題はありません)

 

途中で、布張りから木のシートに改造されて、それから、また、長い年月、愛用されたのか、シートも、本体と変わらない色合いになり、キズや欠けが、とてもいい味わいになっています。

 

 ●サイズ(若干の誤差はご理解ください)

【一番低くしたとき】 全体の高さ 690㍉、シートの高さ 380㍉

【一番高くしたとき】 全体の高さ 745㍉、シートの高さ 445㍉

※もう少し高くすることはできますが、安全のため、このくらいの高さまでにしてください。

座面のサイズ 幅 380㍉×奥行き 370㍉

 

●使用上、問題はないのですが、気になるところ

  • 長年使用されてきたものですので、全体的に、こすれた跡や、小さな欠け、凹み、キズなどが見られます。
  • イス自体は、まだまだしっかりとしていますが、構造上、座っていて、身体を傾けると、少しカクッと揺れます。回転軸がスムーズに回転するために、少しの余裕(隙間)が作られているのと、長年の使用で、金属部分も摩耗し、さらに隙間が大きくなっているためと考えられます。問題はありませんが、気になる場合は、ご購入をお控えください。

¥29,700

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