真鍮の丁番

 

 

入荷した時のまんまの、パタパタ下駄箱。

 

 

下駄箱なのに、本体に目立った痛みはほとんどありませんでした。

 

 

真鍮の取っ手も、こんな感じ。

 

 

錆びてますし、長い時間の経過を感じる色合いに変化していて、いい感じです。

でも、こちら、真鍮の丁番は、残念ながら、痛みが激しかったです。

丁番を留めるネジ穴が、金属の腐食によって崩壊しています(泣)。これでは、丁番としてうまく機能しないですよね。

 

 

そこで、この丁番は、取り換えることになりました。

 

 

しかし、同じ真鍮製とはいえ、新品はこんなにキラキラしているんです。

キレイすぎます。

 

なんとかならないものかと…。

 

塩分で錆びるという情報を得たので、塩水に漬けて、しばらく放置してみました。

 

 

すると…

 

確かに、錆びました!

 

でも、まだまだキラキラしています。

やっぱり、ホンモノの時間の流れが作り出す変化は、作ろうと思って作れるものではないんですよね。

 

 

 

ショップページの「レトロ金物」コーナーに、デッドストック商品の古い金物をUPさせていただきました。

創業100年の金物屋さん(残念ながら、昨年廃業されました)で眠っていた品です。

こちらは、ホンモノの時間の経過が、「いい味」となって現れているんです。