木製家具の塗装の補修

木製の家具は、長い年月の経過と、日常使いされてきたことで、汚れているのはもちろんのこと、塗装が剥がれていたり、キズや輪ジミ、変色など、様々なダメージがみられます。

あまりに酷い場合は、元々の塗装を剥がして、塗り直ししますが、オリジナルの雰囲気が素敵なことも多いので、いろんなものを使って補修しています。
中でも、とても重宝しているのは、こちら。

米HAWARD社の『レストアフィニッシュ』です。
塗装補修のためのオイルで、元々の塗装を剥がさずに塗ると、ちょっとした輪染みや、小さなキズが目立たなくなります。(元々の塗装より、ちょっとだけ濃い色を使うのがコツです)

そして、オイル成分が、潤いもプラスしてくれます。

こちらがBefore。
小さなキズがあちこちにあって、カサカサした感じが…

こちらが、after。

レストアフィニッシュを薄く塗布し、拭き取ると、こんな感じ。

塗り直しのように、完璧に塗装がリセットされる訳ではありませんが、かなり補修されてると思いませんか?


仕上げは、同じく米HAWARD社の『フィーデンワックス』を。

蜜蝋やカルナバ蝋、オレンジオイルなど、天然成分で構成されていて、乾燥による割れなどから保護してくれます。
定期的に(月に一度くらい)ワックスでメンテナンスしていただくと、より良い状態が保てます。(日常のメンテナンスに、こちらのワックスも販売しています。)

ひつじ屋では、塗装補修時と、ご注文いただいてからの最終メンテナンス時に、ワックスを塗布し、出荷させていただいています。