
家具屋さんとして、オーダーの家具も作っています。
先日は、地元の保育施設「クローバー学園」さんの収納家具を、いくつか作らせていただきました。
こちらは、キッチンスペースの収納です。
カウンター型にして、作業もできるようにしています。
施設を利用する子どもたちの、おやつや食事の準備をしたり、お母さんたちが赤ちゃんのミルクを作ったりされるそうです。
カウンターのトップには、コンセントも付けて、電子レンジやポットなどの調理家電を使う際の電源が取りやすいようにもしています。
保育施設のスタッフさんから、使い方の希望や、収納したいものなど、いろいろお話をお伺いして、サイズや形が決まりました。

反対側はこんな感じです。
今は、冷蔵庫でふさがってしまっていますが、半分は収納に扉を付けず、オープンの棚にしてあります。
ここに、カゴボックスを収納し、子どもたちのコップやスプーンなど、おやつの時の食器を入れるそうです。
このカウンター収納の背後に、シンクがあって、洗い物をするときは、シンク側に立って作業をし、そのままの位置でかごをしまえます。使うときは、反対側からかごを引き出して、子どもたちのいるお部屋へ持って行きます。
キッチンの出入り口が、シンクと反対側にあるので、こうすることで、わざわざ遠回りする必要がなくなって、忙しいスタッフさんも楽ですよね。

キッチン内には、この他に、既存のシンクの横の空きスペースに収まる、収納家具も作りました。
この収納の天板にも、コンセントを付けました。
食器乾燥機や、炊飯器などをこちらで使うことで、IHコンロ横のスペースも広がります。(写真では、炊飯器とトースターが乗っているところが、IHコンロなんです)
古い建物を再利用されている保育施設なので、壁や窓、出入り口などの位置によって、収納棚の配置に制約があり、既成品で合うものを探すのは、難しい状態でした。
オーダーメイドで作ることで、ご希望のサイズ、用途に合わせることができるんです。

同じ保育施設の、子どもたちが遊ぶスペースにも、収納家具を作らせていただきました。
室内の柱と柱の間の空間に、子どもたちのイスや、おもちゃや楽器など、日々の活動で使う道具や工作の材料など、いろんなものを収納するための収納家具です。
柱と柱の間は、5メートルほどあります。

淡いピンク色の大容量の収納家具ができました。
5メートルの幅を、5つのスペースに分割しています。
内部は、可動式の棚ですので、収納するものの高さに合わせて、棚板を動かすことができるようにしています。
大きなものも、小さなものも、たくさん収納していただけるのではないでしょうか。(スタッフさんが収納したい、一番大きなものは、「電子ピアノ」でした。もちろん、電子ピアノも収納できるように、サイズを決めました)