扉を上に持ち上げて開閉する、パタパタ下駄箱です。

普通、下駄箱は、土間などに置かれ、本体の脚元に水がかかって腐ったり、雑に取り扱われて欠けたり、割れたりしてることが多いのですが、これはホントにキレイです。

しかも、黒光りするような塗装を施されています。

真鍮の金物とのマッチングは、調度品のようです。

真鍮の取っ手のサビ具合が何とも言えません。

残念ながら、扉の丁番もいい具合に錆びていたのですが、腐食してネジで留める穴が崩壊していて、機能しない状態でしたので、泣く泣く取り換えました。（新品のピカピカでは不釣り合いなので、少し錆びるよう処理してみましたが、取っ手のように本物の時間の経過による「味」にはかないませんでした。）

シンプルだけど、存在感あり！どのようにお使いくださいますか？

 ●サイズ（若干の誤差はご理解ください）

高さ　440㍉、幅　622㍉（両側に持ち手あり+20㍉）、奥行き　292㍉（扉の出と取っ手+15～20㍉）

棚の内部の高さ　【1段目】90㍉、【2段目】109㍉、【3段目】162㍉

 ●使用上問題はないのですが、気になるところ

塗装に補修個所があります。一見キレイに塗装されていますが、光の加減で、その刷毛目が見えることがあります。

使用による痛みは、ほとんど見られませんが、時間の経過による変化が見られます。

①背中側の板が、収縮のため少し隙間が開いています。

②棚板が前後に少し反っています。

一番上の棚板に、人為的な穴がいくつかあります。（写真参照）製作時に既に穴が開いていたのか？不明です。

過去に扉の丁番を直したようで、ネジ穴が複数あり、裏側まで貫通しているものや、無理にネジで留めたためか板が割れたのを補修した跡が見られます。