ゆらゆらガラスの箪笥ローボード〈杉〉

 

昭和の始めの頃か、その前、大正時代の、古い二段重ねの箪笥の上段を、ローボードにリメイクしました。

昔の箪笥の引戸には、板がはめ込まれていることが多いのですが、ガラスに入れ替えると、ガラリと雰囲気が変わります。

このガラスも、同じ頃の古い建具に入っていたものをはめ込んでみました。

 

ガラスの製造技術が未熟だった時代のガラスは、気泡が入っていたり、きれいな平面でなく、波打つような凸凹があリます。ガラス越しに向こうを見ると、ゆらゆらと歪んで見えるので、「ゆらゆらガラス」なんて呼ばれます。

このガラスには、気泡はほとんど見られませんが、キズのような、製造時の凹みなどがあり(触るとその凹み具合でわかります)、斜めからガラス越しに向こうを見ると、歪んで見えます。

それと、元々は、古い建具に入っていたガラスですので、表面には、使用された際に付いた、細い線状のキズもあちこちにあります(割れではありません)。

 

箪笥も、もちろん、古いものですので、角は丸くなっていますし、小さなキズや欠け、日焼けや変色、シミなど、歴史のシルシがいっぱいです。

でも、角には、補強と保護のための金具も付いているためか、緩みもガタツキもなく、とてもしっかりとしています。

 

 ●サイズ(若干の誤差はご理解ください

 高さ 575㍉、幅 955㍉、奥行き 352㍉

【ガラス引戸内の棚のサイズ 】(左右とも共通)

高さ (上段)172㍉、(下段)183㍉

幅 (上・下段とも)453㍉、奥行き (上段)275㍉、(下段)280㍉

【引出しの内部のサイズ】(3杯とも共通)

深さ 116㍉、幅 270㍉、奥行き 319㍉

  

●使用上、問題は無いのですが、気になるところ

  • 古いものですので、全体に、キズや凹み、欠けなどありますし、特に、天面や棚板の表面、引出しの底板には、キズやシミなどが見られます。
  • 長い年月の経過で、どうしても、木材は縮んだり、反ったりしてしまいます。本体の背板や引出しの底板などに、ひび割れなどが少しありますが、その状態で安定していますので、問題ないと考えます。

¥29,700

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