「スキットル」とは、アルコール濃度の高い、ウイスキーやウォッカ、ジンなどの蒸留酒を入れる、小型の水筒で、「ヒップフラスコ」とも呼ばれたりします。

多くが金属製なので丈夫で、ズボンの後ろボケットに入れることを想定して作られているので、薄型で片面が湾曲した形のものが多いです。

ズボンの後ろポケットから、おもむろに取り出して、お酒を直飲みする・・・なんて、ハードボイルドな昔の映画みたいで、カッコイイですね。現在では、登山やキャンプなどのアウトドアで一杯飲む、なんてスタイルで人気だそうです。

銀の特徴の一つに、抗菌や除菌効果が有名です。つまり、銀製品は、雑菌の繁殖を抑えてくれます。

底に、「SILVER　950」の刻印があります。その意味は、千分率での銀の割合です。つまり、1000分の950つまり、95％が銀でできているということです。

銀が100％だと一番良さそうに思われますが、柔らかすぎるため、銅など別の金属を混ぜることで、適度な強さを持たせる必要があるそうです。

上蓋が小さなカップになっているので、これでクイッと飲むこともできます。

湾曲した面には、ハンマーでコツコツ叩いたような、槌目模様が施されています。

レトロな化粧箱に、大事に大事に仕舞われていました。

●サイズ（多少の誤差はご理解ください）

高さ　170㍉、幅　95㍉

スキットルの重さ　247㌘

化粧箱のサイズ　223㍉×132㍉、厚さ　43㍉

●問題はないのですが、気になるところ  

• 大切に愛用されてきたもののようですので、経年及び使用による、擦れや傷、くすみや変色などは、全体に見られます。古いものの味わいとして、ご理解ください。