レトロな木製の回転イスです。昭和初期、それとも、もうちょっと前、大正の頃のものでしょうか？昔は、お医者さんが、診察室で腰かけるイスとして、よく使われていたことから、ドクターチェアとも呼ばれたそうです。

回転することで、高さが上下します。（時計回りに回すと、低くなります。）

古いものですので、長く使われてきたことによる、小さなキズなどはありますが、イス自体はとてもしっかりしています。木部は、堅い広葉樹のナラ材が使われているので、丈夫で長持ちするんでしょうね。

シートは、破れなどがありましたので、サーモンピンクのちょっとモコモコした生地に張り替えました。張り替えの際に、シートの中に入っているバネを吊り直し、クッション材も新しくしました。

とても存在感のあるイスです。座ってもよし、眺めてもよし…。

 ●サイズ（若干の誤差はご理解ください）

高さ　660㍉～720㍉

シートの高さ　475㍉～535㍉（これ以上高くすると、回転軸が抜ける状態になりますので、ご注意ください）

座面のサイズ　幅　520㍉（ひじ掛けの内側は、455㍉です）、奥行き　470㍉

●使用上問題はないですが、気になるところ

• 長年使用されていたものですので、木部や脚に、こすれた跡や、小さなへこみ、キズなどが見られます。
• イス自体は、とてもしっかりしているのですが、構造上、座っていて、身体を傾けると、少し揺れます。回転軸がスムーズに回転するために、少しの余裕（隙間）が作られているためですので、問題はありません。

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