もう、かなり前に仕入れて、そのままにしていた、古い幼稚園のパイプいすのフレームです。
幼稚園のパイプいすには、合板のシートと背もたれの板が付いていましたが、長い間、園児たちと過ごしてきた後、使われなくなり、ぞんざいに保管されていたのか、シートの板がとても痛んでいたそうです。
鉄のパイプは、塗装が剥がれていたり、サビていたり…、とてもいい味わいです。これは、なんとかしたくなります。
シートと背もたれは、フレームに合わせて、緩やかにカーブしています。
そこで、カーブに合わせた型を作り、薄い合板3枚を型で挟んで、カーブを付けながら接着することにしました。
すると、ちょっとカーブした合板ができました。
そして、角を丸くカットして形を整えて
色を塗り、フレームに取り付けます。
古くてシャビーなフレームに、新しいシートやリベットが合うのか、ちょっと不安はありましたが、なかなか新鮮な感じになりました。
シートと背もたれが、新しくなったので、充分にお子さまのイスとしてもお役に立ちます。
もちろん、インテリアとしても。
実は、このフレームは、まだまだあるんです。
今回は、合板でシートを作ってみましたが、布張りのシートもカワイイだろうなぁと、次の分を制作中です。