本体はもちろん、引き出しの底板や、背板も全て無垢材で作られた、レトロガラス入りのキャビネットです。

合板が全く使われていないということは、昭和の初期または、もう少し古いものかも知れません。

とある会社で、大切な書類が長い間保管されていたそうです。（ちなみに、中の書類の日付は、戦前のものもあったそうです）

日常的に開け閉めして使用されていたものではないので、年数の経過の割には、とてもしっかりしています。

扉に使われているレトロガラスは、片面が細かいピラミッド状の四角錐の形に凹んだ型板ガラスです。チェッカーガラスの一種だそうです。裏側の面は、平面なのですが、少し擦りガラスのように曇っていて、表面にうねりが見られます。昭和35年頃から、型板ガラスが大量生産されるようになりましたが、それ以前のもののようです。

扉や引き出しの取っ手が、特徴的で、洋家具なのに、ちょっと和のテイストも感じさせます。

 ●サイズ（多少の誤差はご理解ください）

高さ　1010㍉、幅　707㍉、奥行き　300㍉

棚板のサイズ：幅　680㍉、奥行き　215㍉

棚の内部の高さ：（上段・中段）　255㍉、（下段）　160㍉

引き出しの内寸：深さ　77㍉、幅　295㍉、奥行き　260㍉

●使用上、問題はないのですが、気になるところ 

• 天板の表面に、うっすらと黒い輪ジミがいくつかあったり、棚板や引き出しの底板にも変色やシミが少し見られます。また、側板の角に欠けや凹みがあったりと、長らく使用されてきたことによる、小さなキズはあちこちに見られますが、お使いいただくのに問題のある大きなダメージはありません。（写真をご参照ください）
• 扉を施錠する鍵はありません。